これはひとりアドベントカレンダー「日記ぽい」7日目の記事です。日記の読者とは誰か。

感情類語辞典 増補改訂版 主観をそのまま書くのを避けたいときにも使える…かもしれない

文章の書き方指南にはたいてい、「読者を想定しよう」とか「読者に向けて書こう」という話題が出てくる。

現代的な意味の日記は原則として公開を前提としていないが、後から公開されることもあれば、最初から他人に読まれることを想定している日記もある。

ブログは日記の一種と捉えることもできる。そしてブログは人に読まれるのが前提だ。しかし最初から他人に読ませる意図があるとは限らない。私は、自分自身を第一の想定読者としてブログを書いている。

自分が読む前提ならいくら省略しても、雑に文章を書いても構わないように思うかもしれない。でも、決してそうではない。

プログラマが今日書いたコードを翌日読んだなら、よく覚えているだろう。しかし数ヶ月経つとあやしい。数年たてばほぼ他人の書いたコードだ。だから「将来これを読む自分は他人である」という前提でコードを書くべきである、とプログラマ界隈ではよく言われる。

日記もそれと同じだろう。数年後に読む他人を想定読者とするのだ。他人といっても自分自身だから、よく知っているはずだ。