フォーマットで思考が規定される(のか)
これはひとりアドベントカレンダー「日記ぽい」9日目の記事です。

日記帳というものがある。ダイアリーと呼ばれることもある。ダイアリーは手帳も意味する。手帳というと予定を書くのが主な使い方だが、日記帳として使うのは決して珍しいことではない。
手帳にはたくさんのフォーマットがある。分類の仕方も色々あるだろうが、ハンズによると13種類とのことだ。
- マンスリーブロック:曜日と週の2次元カレンダーが見開き
- マンスリーガントチャート:縦軸に項目、横軸に日にち
- マンスリーホリゾンタル: 1日1行、1か月分が重なっている
- 見開き2か月: 2次元カレンダーが左右ページに一つずつ
- ウィークリーレフト: 見開きにしたとき、左が一週間分の日付、右がメモ
- ウィークリーホリゾンタル: 左ページに4日・右ページに3日
- ウィークリーブロック: 見開き1ページが8等分。6.と情報量は同じくらい、並び順が違う
- ウィークリーバーチカル: 横軸に日にち、縦軸に時間。見開きで一週間
- ウィークリー方眼: 横軸に日付、下は方眼メモ
- 見開き2週間: 左右ページにそれぞれ一週間
- 1日1ページ: 見開き2日、とは言わないのが不思議
- 1日2ページ: つまり見開き1日
- 1ページ2日: 見開きだと4日分
細かいバリエーションとしてさらに、チェックボックスが日ごとや週ごとに用意されているダイアリーもあるだろう。手帳ではなく日記帳なら、「長年日記」という数年間の同じ日が同じページに書けるフォーマットもある。日付のないノートに自由に書いていくのもポピュラーだろう。
フォーマットによって書き方が誘導されることもあるだろう。日付がないノートであれば、数日抜けても気にならないかもしれない。1日2ページだと、事細かに書きたくなるかもしれない。マンスリーブロックだと、本当に最低限のことしかかけない。チェックボックスがあったら、つい箇条書きにしてしまうかもしれない。
私は過去に何度も日記を書こうとしては挫折している。書かない日が続くと空白ページだらけになって、うんざりしてやめてしまう。日付のないノートにしてみても、やはり数ヶ月とか2年とか間を開けてしまう。マンスリーガントチャート的なものに日々をタイムラインで記載する、というのを試したことがあるが(普通の日記でさえ続かないのになぜ)、当然面倒くさすぎてやめてしまった。
昨年の後半から、見開き1か月(上記の分類ではマンスリーブロック)で、バイクにのった日だけ、行き先と移動距離を書き、のったバイクによって違うハンコ(ハンターカブは「済」、V7は「完」)を押す、というのをやってみていて、これは気楽で悪くない。忘れることもあるが、このくらいなら2週間くらい経っても問題なく思い出せる。書くスペースが少ないのも気楽だ。もっとバイクに乗りたいな、とは思う。
来年の日記は、見開き1か月の狭いスペースに書けることだけを書くことにするつもりだ。それとは別に、日付がとんでも気にせず、ブログにも日記を書いてみようと思っている。