本体1円でかつ通信料が一年無料という破格の条件にひっかかって申し込んだ。とてもちいさくてかわいく、質感もよい。使い勝手も決して悪くない。これでおサイフケータイとしても使えるのも素晴らしい(私はiPhoneとApple Watchをつかっているので、この機能はおそらく使わないが)。

第一印象

最初に驚いたことがふたつあった。

  • 開通手続きはすぐできたがその時点では「発送準備中」のステータスで、開通してるにも関わらずプランなど確認ができない。翌日ようやく契約状態になった。
  • Rakuten Linkアプリで電話受発信をする。Rakuten Linkアプリは楽天アカウントでログインが必須。このアプリの初期設定をしていない状態だと、電話着信がそもそもできない。

ホーム画面は小さい画面で使いやすい独自のものになっている。楽天のアプリがいろいろプリインストールされているのに、私が愛用している楽天Koboアプリは入っていなかった。もちろん、電子書籍を読むのに向いているとは言いがたいが、解像度は高いのでそんなに無理をしなくても読むことはできる。Instagramも違和感なく利用できる。

家の中も楽天の回線でつながっている。楽天の回線はかなり高速で、50Mbps前後出ている。

モバイルルータとして使ってみた

先日横浜の先まで出かける用事があったので、Rakuten Miniをモバイルルータとして使ってみた。家を出る時点でテザリングをオンにして、iPhoneをつなぎっぱなしにする。iPhoneでは普段どおりInstagramやTwitterやMastodonをみて検索して地図をみて、といった使い方をして、特に支障はない。横浜駅をすぎたあたりでパートナー回線エリアにはいったようだが、この程度の使い方だと速度低下は体感できなかった。fast.comで計測してみると、パートナーエリアでも数Mbpsは出ている。楽天自社回線エリアよりはさすがに遅いけれども十分実用にはなる。

この日は家を出てから帰ってくるまでの約9時間Rakuten Miniの電池はなんとかもち、帰宅時点で残量10%だった。この小さな筐体でバッテリ容量も少なく、確実に途中で充電が必要だと予想していたのだけれど、期待以上に電池の持ちがよかった。一緒に持ち出したモバイルバッテリーは結局出番がなかった。

対応バンド

ロットによって対応バンドが違うのではという話題を見かけて調べてみると、私のRakuten MiniはLTEのBand 1に対応していないモデルだった。まもなく楽天からも、仕様を変更していたがWeb上に反映できていなかったという趣旨のアナウンスが出た。LTE Band 1は、楽天と契約している限りは使われない。とはいえかなりメジャーなバンドなので、非対応って困ることはないんだろうか。日本国内だと800MHz/700MHz帯に対応していれば、つながりやすさという面では問題なさそうに思うのだが。

eSIMオンリーのRakuten Miniを使うには楽天以外だと今のところIIJ mioを使うしかなく、また私自身は当面楽天以外の回線契約をする気はないので困っていない。とはいえ仕様変更を後からアナウンスするやりかたは少々不安になる。