Ruby 2.7導入
Ruby 2.7がリリースされた。キーワード引数が通常の引数から分離されたことに伴ってgepubでwarningが出るようになったので、修正した。
Ruby 2.7/3.0向けに素直に修正すると、2.6以下ではエラーになってしまう。上記記事にある“A compatible delegation that works on Ruby 2.6, 2.7 and Ruby 3”の項に従って対処を行った。2010年からgepubを作ってきて(当時はRuby 1.9.1)、Rubyバージョンを判断してコードを切り替える対応が必要になったのは初めてなように思う。
Ruby 2.7を普段使いにもしようと設定したらEmacsのlsp-modeが動かなくなった。RubyのLSPサーバであるSolargraphが正しく動いていない。これはirbの変更に伴うYARDの問題で、このワークアラウンドをローカルで適用したところ問題なく動作するようになった。
そして、このブログのビルドに使っているJekyllでも、キーワード引数の件でワーニングが山盛りでてくる。作業中のPRはすでに出ているのでゆっくり待つ。
画像はRubyのロゴ (Copyright © 2006, Yukihiro Matsumoto)を使っている。