ほっとする、気分がほぐれる
最近なぜだか家で音楽をあんまりかけなくなってたんですが、今日は久々に中山うりの『DoReMiFa』をかけてます。
中山うりは以前にもここで紹介した超いい声のアコーディオン弾きでトランペット吹きです。オリジナル曲中心ですが、カバー曲も中山うり節にしてしまうチカラがあります。高田渡『生活の柄』とか中島みゆき『ばいばいどくおぶざべい』なんかをライブでよくやります。完全にうり節で、わたしはしばらくオリジナルだと思ってました。
聴いているわたしのきもちは、のんびり、ほっとする、気持ちがほぐれる。って感じです。イライラしてても不安があってもどこかに消えてしまいます。『DoRemiFa』の中でいうと、たとえば「夏祭り鮮やかに」なんかはサンバなのにのんびりゆったりなんです。わたしにはツボです。
あ、こういうのに、「癒される」とかいうラベルをつけるひとがいるのか。
わたしは「癒される」みたいな、マスコミ主導で普及して登場した瞬間から手垢がついてるような言葉は好みじゃないので使わないようにしてます。もっと普通の言葉で表現できるんじゃないかと思ってます。こういう便利な言葉をうっかり使うと、自分が何感じてるかわからなくなるとおそれています。借り物の表現は危険だ。言葉のちからをあなどってはいけないぜ。ことばをただ使ってるつもりで、言葉に支配されちゃうぜ。
わたしは中山うりの歌をきくと、ゆったりした気持ちになれます。ささくれだった気持ちがおちつきます。
これもかなり手垢がついた表現ですがご容赦ください。