今朝自転車で通勤していたら、タクシーに幅寄せされました。いつもは穏やかなわたしも(ほんとか?)怒り心頭。文句つける間もなくタクシーは走り去りましたが。なんでわざわざそういうことするかなあ。
意図的に幅寄せするなんて論外ですが、安全運転にはわたしなりに原則があります。それはびっくりさせない(これが一番重要)・適切に怯える・無理しないの3つです。

びっくりさせない

誰かをびっくりさせない運転が安全運転にもっとも大事だと私は思っています。
急な車線変更、急ブレーキ、右左折の前にものすごくつっこむ。びっくりするということは、ブレーキが間に合わないかもしれないということを意味しています。
はやめのウィンカーも有効です。道路交通法では「進路変更の3秒前にウィンカー」「右左折の30m手前でウィンカー」と決められていますが、これを守ればまわりの人はびっくりしません。3秒も前にウィンカーだしておけば、せっかちな後続車との接触もさけられる可能性が高まります。
自転車の場合もびっくりはやめたほうがいいですよね。歩行者をうしろからぎりぎりのところを高速で追い抜いたり、走っているクルマを確認せずに、歩道から急に車道にうつったり。
そうそう夜間の無灯火も、場合によってはひとを(特にクルマを)びっくりさせますから、避けたほうが安全ですよね。

この原則は、ソフトウェア屋さんがよく使う「驚き最小の法則」(誰が提唱したことばでしょう?)と同じものと見なしてもいいでしょう

適切に怯える

「だろう運転」じゃなくて「かもしれない運転」と警察はいってます。でも当然ありとあらゆる危険を考えることなんてできません。地震が起きて突然道路が陥没するかもしれません。路肩に爆発物がおちてるかもしれません。落ちてねえよ。
「かもしれない運転」を心がけるよりも(あるいは心がけるためには)、よくある事故のパターンを覚えとくのが有効ではないかと思います。

  • 右折したら、待っていた対向車の影からバイクが飛び出してくる
  • 左折での巻き込み
  • 車のあいだから出てくる歩行者
  • 赤にかわった直後に交差点につっこんでくる車
  • ミラーだけみて目視確認せずに車線変更したら死角にいた車と接触

だれだって自分がかわいいですから、こういうパターンを憶えとくと、該当する場面では怖いから気をつけるようになると思うんです。それはわたしのように小心なひとだけなのかな? 実際に事故に会うと多くの人が適度に怖れるようになるらしいですが、事故にあう前から怖れていたほうがトクですよね。トクというのもへんか。

無理しない

怖れていれば無理しないと思うので、蛇足かもしれません。
無理に割り込まないとか。180km/h出さないとか。割り込まれて、怒りにまかせて無理なスピードで煽らないとか。眠かったら寝るとか。
わたしは以前はそれほど考えてなかったんですが、クルマよりも危険であるオートバイに乗るようになってから、こういうことを気にするようになりましたよ。
(2005.12.13 22:05 追記)
幅寄せされたからには、それなりに私になにか非があったのかも? とも思います。今回についてはどうしても思いつかないんですが、なにか気づかずにやっちゃったのかなあ。自転車で走るときは、クルマを怒らせないように今以上に気をつかおうかと思いましたよ。