なぜかすごく落ち込んだ気分で家にかえってきた。別にいやなことがあったわけじゃないんだけど。
気が滅入っているときは晩御飯を用意するのも面倒だし、胃が痛くて食欲もあまりないんだけど、おととい買ったアスパラガスだけでもゆでて食べようと思った。時間をかけたくない。『「ル・クルーゼ」で、おいしい和食』(平野由希子)にアスパラガスを2,3分でで調理するレシピがあったのを思い出して、本を開いてみた。
少量の水をルクルーゼに入れて沸騰させ、火を止める。それから根元の皮を剥いて4つに切ったアスパラガスを数本鍋に入れる。塩をふって蓋をしてまた2分ほど火にかける。すりごまと和えるレシピだったけれども、ゴマをするのが面倒だから塩味そのままでひとくち食べてみた。
うまーい!
アスパラガスの旨みがぎゅっと。ありきたりな表現ですがほんとですよ。すりごまなんて用意してられないので、かつお節をふって醤油をちょっとかけて食べました。ああ美味しかった。現金なもので、さっきまであんなにくらい気分だったのにおいしいもの食べたらだいぶ元気になりました。
これまでご飯を炊くだけにつかっていてごめんなさい。と鍋に謝りたい気分です。そしてアスパラガスの写真がないのは我を忘れてたべてしまったからです。