雨キャンプの覚え書き
先日参加した音楽フェス、大宴会 in 南会津 2025はすごく楽しかった。そして期間中だいたい雨で、ずっと降り続ける中キャンプすることになった。大宴会自体は楽しかったが、キャンプについては反省点がある。今後のために記録をしておく。
Day 0
天気は良い。道の駅などに寄ったりした後に会場のキャンプ場に到着。もう午後なので先客がいるだろうとおもっていったら誰もいない。後で、前泊者は誰もいなくて貸し切り状態だったと知る。家人とテントをはり、それから私がタープをたてる。その間に家人がマットやシュラフなどを出したり膨らませたりする。なかなか快調に準備がすすむ。
ごはんを食べ焚き火をして平和にすごす。
Day 1
早朝はまだ天気が良い。これからがっつり雨が降る予報だが、そうは思えないくらいの好天だ。タープの片側側面をサブポールですこしたちあげて、そこにテントの入り口を突っ込む。雨対策だ。10年以上ぶりにだしてきたタープのサブポールはショックコードが伸びきっているがまあ使うには問題はない。「10年以上ぶりにだしてきたタープ」のほうが問題だった、とわかるのはこのあとだった。
朝食を食べコーヒーを淹れて飲み、椅子と焚き火台以外はテントの前室につっこむ。大宴会がはじまるころには本降りになっていった。
午後テントサイトに戻ってみると、タープにかなり水がたまっている場所がある。サブポールでの立ち上げでは気をつけたつもりだったのだが、低い場所ができてしまっていたようだ。そして、タープの生地全体が水を含んでしまって、シームテープ部分以外含めた全面から水が垂れている。完全に防水がだめになっている。十数年経っているタープだから仕方ないし、事前に気づくべきだった。そういえば防水スプレーを事前にかけようとおもっていたのを忘れていたと後悔したが、その後も翌朝まで降り続けた状況で防水スプレーはまったく役にたたなかっただろうと思う。
タープの水たまりを解消してから、サブポールをはずしてタープのサイド側ロープを引き直す。そしてまた会場に戻る。途中でまた一回戻るとタープに水はたまっていないが、タープ全体の水漏れはもっとひどくなっている。
結局この日は、タープがほぼ使い物にならない状態で、夕方にかけてさらに雨がひどくなり、焚き火に火をつけることもできず早々に就寝した。
Day 2
朝もずっと雨が降っている。テントは新品でかつグラウンドシートもしいているが、フロアがすこしだけ湿っている。小降りになった7時ごろ起きると、昨日サブポールをはずして急遽結んだロープが一本はずれている。結び方が甘かったところにタープの幕自体が水を吸って重くなったからだろう。タープの下にいるとどんどん水がたれてくるので、早々にたたみ、テント前室のドアをタープのサブポールをつかって立ち上げておく。
徐々に天気がよくなり、8時頃には日も出てきた。家人が用意してくれた朝ご飯をたべ、コーヒーをいれて飲む。テントの撤収をしているとき、グラウンドシートの上にも水がたまっていることに気づく。このグラウンドシートは純正品だが、サイズはほんのすこしテントのインナーより小さいだけで、ところどころはみだしていた。そのあたりから水が入ってきたのかもしれないし、このくらい降り続ける日は仕方ないのかもしれない。撤収作業をしているうちにかなり晴れてきて、テントは裏側をふくめてかなり乾燥させることができた。ありがたい。
いろいろあったが反省は以下のとおり。
- 古いテントやタープは防水処理しなおさない限り水がもれると思ったほうがいい。
- 雨の日のヘキサタープは、サブポールで側面たちあげないほうがよいことが多そう。水がたまるリスクはあがるし、横から雨が吹き込むこともある。
- 雨キャンプでは、ゴミ袋やジップロックはいくらあってもいい。ぬれてはいけないものをいれたり、ぬれてしまったものをいれたり。
- 身につけるものはジップロックなどにいれたほうがいい。たとえ防水・撥水カバンの中でも。