EmacsからVimへ
20歳の頃からずっとEmacsを使っている。もう四半世紀が過ぎているから、ほとんど何も考えなくったって指が動くようになっている。それなのにVimに乗り換えようと思って、4日前から使い始めている。
いくつか試した上で、当面はMacVim + Kaoriyaパッチを使ってみることにした。ターミナルから使うVimだと、IME切り替えでそれなりにストレスがたまりそうに思ったからだ。neovimも気になるが、IMEの問題がやはり解決できない。
現時点で次の設定を行った。
- パッケージマネージャーdein.vim
- vimproc
- editorconfig-vim
- dash.vim
- marked.vim (markdownプレビューにMarked 2を呼び出し)
- dict.vim (macOSの標準辞書呼び出し)
- jsのセーブ時にvimprocで
eslint --fix
を走らせる(ここでvimproc使っている) - js/ruby/cppのindent設定
- color schema設定
- SourceCode Proフォントの設定
- insert mode/command modeのカーソル移動はEmacs風に
まだ色々足りないけれども、とりあえず生活できる。時々カーソルを上に移動しようとしてペーストしてしまうことがあるけれども、「指がどうしてもEmacsに戻りたくなる」段階はようやく過ぎた。設定の発想はEmacsと大きく異なるので、まだ戸惑っているが、elispよりはだいぶ敷居が低そうに思っている。
数年前にしばらくSublime Text 2を使ってみたことがあるが、その時は結局半年でEmacsに戻ってきた。なかなか便利だったのだけれども、気に入った機能は調べると全部Emacsでも実現可能だった。Emacsと比較すると、私にとっては特に良くも悪くもなかったのだった。
Vimの場合は、表面的な機能がどうこう以前に、ノーマルモードが「コードを書く」のに近い発想があるように思っている。それがずいぶん前から羨ましくて、でも長年積み上げたEmacsの資産や経験を手放すのに躊躇していたのだった。
今回こそは、ついに乗り換えられそうな気がしている。半年後はわからないけれども。
これから『実践Vim』を読む。