昨年の自分をぼんやりと振り返る
昨年は8月以降こちらのブログは書いていなかったので、アクセス数もがた落ち、いちからやり直す所存でございます。何を。
久しぶりのこのエントリでは、私の昨年をふりかえります。
昨年はおそらく、私にとって大きな転換点になる年だったんだろうと思います。
2月から8月まで宣伝会議の編集・ライター養成講座上級クラス「プロフェッショナルライティングコース」(通称米光講座)に通い、そのなかの有志による「電書部」に技術担当として参加しました。
電書部は昨年の3月頃発足し、まずは5月の文学フリマで1ブース出店しました。電子書籍のみ15冊出品。168人に1452冊販売しました。
その後もなんども電書の対面販売をさまざまな方法で実施しています。
このなかで、技術班EPUB係が主なわたしの役割でした。簡単にマークアップされたテキストの束を、EPUBに変換するコードを書いていました。
EPUB変換を少しでも考えはじめたのが、4月にはいってから。実際にコードをかきはじめたのは、たしか4月下旬。5月には、とにもかくにも動作するコードができていました。構造はむちゃくちゃ。パースもいいかげん。吐き出すHTMLがそもそもinvalid。それでもとにかく、動いて、iPhoneで表示できるEPUBがつくれる。必要にドライブされていたからできたのですな。
調査とか計画とか設計とかしていたら、私はきっといまだに設計こねくりまわしていたでしょう。そろそろ飽きて、投げ出している頃かな。そもそも電書部の活動そのものが、調査や計画していたらこんなスピードではなりたたなかったでしょう。
「調査と計画なし」なしでも「思いとビジョン」そして「実践」があることで、私が漠然と思っていたよりもずっと大きなことがなしとげられる。
やりたいことは、やりたければ、やればいいじゃん、誰もとめないから。
自分自身から独立した、抽象的な「仕事」というようなものは、実は存在しない。
というような事を、昨年は思い知った年だったのでした。
さらに、電書部活動でもそれ以外でも、多くのひとたちと知り合った年でもあります。わたしが知っていた世界は、私が感じていた以上に狭かったのではないかなあ。