投資とかそういう話が本当に苦手でよく理解できす、でもちょっとは知っておいたほうがよいか、とおもいつつ、しかし興味が持てないので勉強しようという気が起こらず。という状況がずっと続いていたのですが、この半年で3冊ばかり、その手の本を読みました。
(記憶と印象で書いているので、間違い等あると思います。あくまでもわたしの現在の理解ですので、そのつもりで読んでください。間違いのご指摘は歓迎します)
お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)『お金は銀行に預けるな』。なんだか売れているらしく、いまでも本屋さんで平積みになっていることも多いですね。なんというか、キャッチーで「品がない」タイトルですよね。あ、悪口じゃないですよ。
私がこの本から読み取ったことは「銀行のゴールは住宅ローンを組ませること。なぜなら銀行は住宅ローンで儲かる(=ローンを組んだひとは損する)から」「金がないのは首がないのと一緒、金超重要」「労働収入だけじゃ生きていけないよ」の3点です。
具体的な話として、投資信託を買え、って話がいろいろあったりしたのですが、そのあたりはよく理解できず全く消化できませんでした。今思い出してもほとんど何も残っていません。投資信託の手数料は惜しくない、自分で勉強するより安くて、それでプロに任せられるんだから、というようなことが書いてあったような。

年収崩壊―格差時代に生き残るための「お金サバイバル術」 (角川SSC新書 10)『年収崩壊』。これは『お金は銀行に預けるな』と同じようなことが、だいぶ違うスタンスでかかれている本です。
楽しく暮らすためにはお金は最低限なきゃいけなくて、これからの時代、そのためには「お金に稼がせる」ことも必要だよ、ということを語っています。
具体的な戦略も違っていて、株式は投資信託でもいいんだけど、プロだっていつも勝てるわけじゃない。だからよくしってる会社の個別銘柄を買うのもよい。とか、現預金はやっぱり必要だよ、とか。そんなことが書いてありました(たぶん)。

投資信託にだまされるな!—本当に正しい投信の使い方『投資信託にだまされるな!』。これもキャッチーな題名。この3冊のなかでは、わたしにとってはいちばん分かりやすい、消化しやすい本でした。一瞬で読めますよ。嘘です。20分くらいはかかりました。
わたしなりに要約するとこんな感じ。

  • 大きく宣伝している、売りたがっている投資信託は訳あり。手数料やらなにやら。
  • プロががんばって運用するアクティブ投資信託は手数料が高いが、実はそんなに成績よくない。
  • なので、投資信託やるなら、各種指標に追随するインデックスファンドがおすすめ。
  • 国内・海外の株式・債券に分散で積み立てるのがヨシ。