asahi.comの記事より。

 歩道を走る自転車が歩行者とぶつかる事故の急増を受け、国土交通省と警察庁は08年から、自転車道など国による自転車通行ゾーンの本格整備に乗り出す。これまで地方自治体が中心に整備してきたが、道路の総延長120万キロのうち自転車専用は2500キロにとどまる。このため、全国で10都市程度を選び、地域ごとに「自転車道ネットワーク」を造るなどして10年間で1万キロ程度を整備する考えだ。
 今後2年間は、東京都江東区、仙台、名古屋、岡山、高松、大分各市など全国100地区をモデル地区に指定。300億円を投じて約200キロを整備する。

よいことですね。というか、やっとか! という感じです。自転車を安全にのろうと思うと、歩道ではノロノロ。車道ならスピードは出せるものの、車から理不尽に目の敵にされたり、下手すると「歩道走れ!」って怒られたり、もっとひどいと幅寄せでいやがらせをうけたりして、なかなか安全に走れません。
本来は

道路交通法は、「自転車は原則として車道を走らねばならない」と定めるが、自転車道が未整備だったことも、歩道走行を黙認・助長してきた。

というくらいで、歩道を走るものじゃないのに。
こういう道が整備されたら整備されたで問題も出てくるかもしれません。たとえば間違いなく逆走するひとが出てくることでしょう。確認しないで信号無視するひともいるでしょう。いずれも、いまの歩道を走っている感覚の延長だとほぼ間違いなくそうなりそうに思います。啓蒙・教育活動が必要かもしれませんね。