100ドルPCを300ドルで欲しい
子供にひとり一台のコンピュータを実現! なプロジェクトOLPC(One Laptop Per Child)のいわゆる「100ドルPC」ですが、正式名称がChildren's Machine CM-1に決まった(Engadget Japanese)そうです。
OLPCは、枯れた技術を使って必要十分なハードウェアを設計し、いろいろな国の政府※に大量に納めることで量産効果を出して、100ドル(くらいの低価格)を実現しようとしてます。
そのハードウェア仕様は:
低消費電力のデュアルモードディスプレイ(フルカラーモードと白黒高解像度があるのかな?)・500MHz動作のAMD Geode・128MBメモリ・HDDなし・代わりに512MBのフラッシュメモリ・ファンもなし・無線LANでメッシュネットワーク構成ができる・手動発電(クランクまわすとかハンドル引っ張るとか足踏みとか)でバッテリをチャージ可能・頑丈な筐体で1.5kg以下など。
おもしろいハードウェアです。
OLPCが使われる可能性がある環境(屋外で直射日光で塵や埃がすごいかも、電気が簡単に手にはいるとは限らないかも、無線LANのアクセスポイントなんてないだろう、乱暴に扱われるだろう)を考慮して決定したのだと思われるのですが、結果的に独特のおもしろそうな仕様に。これちょっと欲しいな、でも子供たちにくばるマシンという想定だと手に入らないよな、とおもっていたら、
完成した暁には$200や$300といった価格で一般向けにも販売し、得られた利益でもう1台のチルドレンズ・マシンを子供たちに届けるという構想も発表されており、楽しみなプロジェクトです。
だそうで。これなら気兼ねなく買えるかも?
まだリリースは先です(というか各国政府が大量購入してくれなければプロジェクトとして成り立たないので、無事リリースできない危険性がまだあります)が、楽しみです。
※現状中国・ブラジル・アルゼンチン・エジプト・ナイジェリア・タイの各政府と協議しているそうです。