11日を忘れない日にすると書きました。ブログも書こう、でも何を? と悩んでいました。そこで、ある企画に刺激されました。毎月11日には、日記を書くことにします。
ルールは写真を一枚つけて、感想はできるだけ排除して書くこと。
まずは、3月11日ぶんです。
2011年3月11日
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横浜駅近く、みなとみらい地区のビル19階のオフィルにいたとき、船に乗っているような、大きな横揺れがはじまった。
会社からずいぶん前に支給されたヘルメットをかぶった。近くの全面ガラスばりのビルは、表面が波打ってみえる。
揺れがだいたいおさまると仕事にもどる人もいたが、ずっと立ち話している人も多い。うろうろと歩き続けているひともいる。わたしはヘルメットをかぶったままPCの前に座るが集中できない。窓のそばまでいって外を見る。ニュースサイトをチェックする。twitterをながめる。津波の映像をみるが、現実感がない。
東京湾にそそぐ河口を窓からみると水位が下がっている。同僚と話しているうちに、みるみる水位があがる。川が逆流しているのが、19階からでもはっきりと見える。水際ぎりぎりで工事をしていたパワーショベルが、少し水につかる。
会社で夜を明かした。翌朝4時前に会社を出て杉並区の家にむかう。地震後再開して終夜運転していた東急線や東京メトロはすいていて、順調に走っていた。驚き、感謝する。渋谷駅でのりかえる頃に夜があけてきた。空の写真を撮ると、ちょうど飛んできたカラスがうつりこんだ。