JBが亡くなりましたね。最近も日本でライブやっていたというのに、突然の訃報にびっくりです。いちどライブ観てみたかったなぁ。年始の休みにブルースブラザースのDVDを観よう...。
さて、金曜日の中山うり@アップルストアに続き、週末はライブ4連チャンでした。
土曜日: 上原ひろみ + 熊谷和徳 @ 恵比寿ガーデンホール
日曜日: 上原ひろみ @ 東京国際フォーラム
月曜日: SFKUaNK! @ 渋谷クアトロ
土曜日の上原ひろみ + 熊谷和徳。ジャズピアノとタップ? どんなんだろうと思いつついきましたが、熊谷さんが登場した途端に疑問はなくなりました。迫力満点です。こんなタップダンスがあるんだと驚きました。優雅なタップダンスじゃなくて、力強い、脚と足と身体をつかったパーカッションでした。パワフルに暴れるところは上原ひろみのピアノに似ています。
日曜日も上原ひろみ。上原ひろみは、今月3回目です。すでに2度みて、上原ひろみいいんじゃない? と思っていましたが、本来の上原ひろみといえるワンマンはこの日が初めて。ベースのトニー・グレイ、ドラムのマーティン・ヴァリホラとのトリオです。
これ強烈でした。途中の休憩でしばし呆然とするくらい。上原ひろみがすごいことは2回観てわかっていたつもりだったのですが、甘かったです。上原ひろみいいんじゃない? なんて余裕をかましている場合じゃありません。
上原ひろみは技術もすごくて、小さくやさしい音をうつくしく弾き、超絶技巧な超高速指使いでも明晰な音を弾きます。でもそれらは単なる手段なんです。その技術に裏打ちされたパワフルな演奏。ときにきっちりあわせ、ときにわざとずらしつつ、でも息はぴったり(なんて手垢のついた表現じゃあの感覚を言い表せてないんですが)な3人。終始呑まれっぱなしでした。そのパワフルな合間に演奏された静かなソロ曲、Green Tea Farmは泣けました。
アンコールではなんと、タップの熊谷さん登場。嬉しい驚きでした。熊谷さん+上原ひろみで1曲やったあとは、トニー・グレイとマーティン・ヴァリホラが加わって"Dancando no Paraiso"。この曲、もりあがる曲なのに、今回のツアーではほとんど演奏していなかったらしい。イントロですごい拍手と歓声でした。この曲でも熊谷さんのタップが加わります。途中のドラムソロの部分ではタップとドラム対決に。これもまたすごい迫力でした。語彙が少なくてごめんなさい。
3時間の演奏を聴いて、座りっぱなしだったのにぐったり疲れてしまいました。上原ひろみすげーすよ。チケットとるの大変ですが、音楽好きのすべてのひとにおすすめです。わたしも熱烈なファンに布教されていたのですが、このライブを聴いてその気持ちがよくわかりました。とにかくライブにいくべし。CDでもそのすごさの片鱗にふれることはできますが、せっかく上原ひろみと同時代に生きてるんだから、やっぱりライブですよ。といいつつ、CDへのリンクもはっておきます。
スパイラル・ツアー・エディションブレインアナザー・マインド
月曜日はSFKaUNK!でひさしぶりのクアトロです。いろんなメンバでやっているようですが、この日はベースに率いられて、トロンボーン(スカパラの北原さん)、トランペット(スカパラのnargoさん)、アルトサックス、ドラム、キーボード、の編成でした。わたしはラッパ大好きなのでこういう編成のバンドに弱いです。ベースの塩田氏は声がらがら。ツアー最終日でもう声つぶれちゃってるらしい。
ステージ上の全員が笑顔で、ずっとノリノリで、そして爆音で、軽く筋肉痛になって耳鳴りがのこるようなライブでした。アンコールではSOIL & "PIMP" Sessionsのサックス、元晴が出てきたりしてさらに賑やかに。あー楽しかった。予備知識ほぼゼロでいきましたが楽しめましたぜ。CD買おうかな。
Stand UP pleeeeaseSFKUaNK!!