今日は横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホールにて開催されたライブ「ジャンピン・ジャイブ・プロムナード」にいってきました。
当日出演したバンドは次のとおり(出演順)
* カンザスシティ・バンド
* Little fats&Swingin'hot shot party
* Little Jive Boys
* Noon (websiteはこれ?)
* ハッチ・ハッチェル&ビアオールスターズ
* バンバンバザール
* 吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ


開演5分前に入場するもなんだか場内はゆるーい雰囲気。ホールの中にいても後ろでビール飲んでたり、ホール外壁際の椅子でくつろいでたり。さほど混んでいません。
開演の16時になるとすぐ演奏が始まりました。
各バンドの持ち時間はだいたい30分、休憩が10分弱というペースです。
吾妻さんのライブは何度も見ているし、バンバンバザールのライブも4回目。しかし他のバンドは、バンバンのライブで見たことがあるハッチハッチェルを除くと見たことも聞いたこともありません(余談ですが高校の英語教師N先生に"strange"は「見たことも聞いたこともない」という意味と教わりました。いまでもその教えは忘れていません)。
最初のカンザスシティ・バンドはボーカルありのブラスバンド。ピアノ ベース ドラム トロンボーン トランペット兼ボーカル サックス2本の編成。
ここで一部で50'sアメリカンな格好のひとたちが、男女一組になって50'sっぽいダンスで軽やかにフロアを踊り始めました。珍しい光景です。わたしにはstrangeです。興味深く観察しました。踊り慣れているところがかっこうよかった。
続いて登場Little fats...は水兵服の一団。リーダーとおぼしき小太りのバンジョー奏者がものすごい早口でよくしゃべります。単独ライブだとMCがおもしろいのかもしれません。
次のLittle Jive Boysは星野仙一似のボーカル兼ウクレレ兼サックスが渋いウッドベースとピアノを従えた小編成のバンドです。しかしこんな小さな編成なのにエネルギッシュな音でかっこいい。今回もっとも好きになったバンドです。単独のライブもいってみたいですな。CDはいまのところチャンポンダマンボしか手にはいらないみたい。
出てくるなりボーカル藤井康一「俺は吾妻嫌いなんだけどさ」発言にどきどきしましたが、後で調べたところよく一緒にライブをやっているようです。ベース恵福氏はごつくて渋いがお茶目でサービス精神旺盛。ベースをくるくる回したり、演奏しながら頭の上に掲げたり。
そしてバンバンバザールのギター富永氏と白人フルート奏者(名前失念)を従えて登場した女性ボーカル、noon。ここで会場はちょっとクールダウン。ボサノヴァなどスローな曲が多くおとなしく座って聴いているひとがほとんどでした。わたしも前のほうで座ってゆっくり。こういうのもよいです。
それからハッチハッチェル&ビアオールスターズ登場。ハッチハッチェル氏のおかしなしゃべりにもなぜか過剰反応してもりあがる会場(わたしも含む)。「ハッチェル、ハッチェル」てネタでもりあがるのもいかがなものかと。"noon"の時に前に出てしまったため、わたしはこの後ずっと前から2列目もしくは3列目でいやおうなしにもりあがっていました。後ろにはまったりしたひとたちもいたのかもしれません。
そしてバンバンバザールの出番です。目当ての観客も多かったようで一曲目から舞台近くの観客(含むオレ)大興奮。ボーカル福島さん曰く「まさかこんな曲でこんなにもりあがるとは思いませんでした」。
バンバンも40分程度で退場し、やはりトリは大御所兼業バンド吾妻光良&ザ・スゥインギン・バッパーズ。吾妻さんによればトロンボーン西島部長50歳だとか。本業では部長なのか。
今回はアルトサックスのコーゾーさんおやすみのためいつもの(へたくそな)ラップは聴けませんでした。
『中華ベイビー』『On the slowboat to China』など演奏の後「魅惑のカリビアンソング(吾妻さん談)」『嫁さん不細工な方がいい』を初めてフル編成で演奏。血圧の歌『150から300』はいつのまにか「よくやる曲(吾妻さん談)」になっていました。この曲で吾妻さんのギターソロがかっこいいことを再認識。
アンコールにこたえた吾妻光良&ザ・スゥインギン・バッパーズ最後の曲は、blue spirits収録のthe sidewinder。吾妻光良入魂のギターソロで弦切れる。
この日のライブはこれで終了。ビール飲む量をおさえたのですがさすがに16時から21時30分までのスタンディングはくたびれました。
ちなみにこの日は赤レンガ倉庫前で「オクトーバーフェス横浜」というドイツビールをがぶがぶ飲めるイベントをやってました。開演ぎりぎりに到着するまで知らなかったので『ライブ前にきてがぶがぶ飲めばよかった! 』と残念に思いましたが、そんなことしたら最後までもたなかったかも。
ともあれとっても楽しめた5時間。こんなに充実してるのにそれほど混んでなくてちょっと不思議でした。バッパーズの単独ライブなんてチケットとるのも大変なのにね。