最近早起きをこころがけてます。
が、せっかく早起きしても、お茶のみながらだらだら本を眺めたり(読んだり、ではない)していていつのまにか会社にいく時間です。
ムダだ。
そんな時間でも一冊本が読めることがあります。

『広告コピーってこう書くんだ!読本』(谷山雅計)
この本は朝だらだらしてる時間で読めました。1時間半くらいか? 簡単によめるけど、いろいろ面白いですよ。ひとつ引用してみます。

たとえば、ここに「パルプ・フィクション」という映画がある。見たあなたは「なんかカッコいいよね」「なんかすごいよね」を連発して、大満足かも知れない。
けれど、それをつくったタランティーノ監督は、「なんかカッコいいぞ」「なんかすごいぞ」と思いながら撮影したわけではありませんよね。
「ここをこう撮ったら、こうカッコよくなる」という、きっちりした計算と思考のもとに行動しているわけです。

(中略)

ホント、受け手とつくり手の違いって、ただひとつ、これだけなんじゃないかとぼくは思います。
受け手は一生、「なんかいいよね」「なんかステキよね」と言い続けます。「つくり手」は、「なぜいいのか。これこれこうだからじゃないか」と考え続けます。

コピーライター目指してなくても面白いとおもいますよ。色もデザインも、ひらいたときの活字のならびかたも綺麗で、ページを折ったり線を引いたりするのがはばかられる本ですが、あちこち線ひきたい。