iPod touchをしばらく触ってみました。
音楽プレーヤとしては微妙に使いづらくなった気がします。これまでのクリックホイールってのはよいインタフェースだったんだよなあと実感。ボタンのダブルクリックで音楽コントロール用ポップアップが出るのでそれほど不便じゃないんですが、でもこのボタンダブルクリックはわかりにくい操作だなあ。CoverFlow画面は綺麗なんだけど、ここで音量調整とか次の曲とかの操作ができないのはどうなんだろう、と思います。
音楽プレーヤとしては使いにくくなる原因となったタッチインタフェース自体はなかなかよいです。さすがアップル(注: わたし信者じゃありませんよ)。プルダウンメニューの類が、ドラム状のものがくるくるまわるインタフェースになってるのが楽しい。Safari上でのWebのプルダウンメニューもそう見えるんですぜ。
そのSafariはなかなかつかいやすいです。二本指拡大(ピンチアウトっていうんだそうです)での拡大、指先スクロールは快適。複数ウィンドウの扱いがいい発想。操作感がSafariだけじゃなくてiPod touch全体で統一されているのがいい感じ。キーボードも予想以上につかいやすいです。最初キーボードみたときは、こんな狭いキーボードうてねえよ、って思ったけど全然大丈夫。クリック時の音と、打ったキーの拡大ってのが予想以上のフィードバック効果です。日本語変換はみたことのある予測変換(ソニー得意のアレとほぼ同じと思われます。作ってるひとも同じだし。でもあの名称はソニーのものだから使えないらしい)。
これまで携帯できるWeb端末をいくつか使ってきましたが、iPod touchのSafariはダントツの使いやすさと快適さですよ。
でも横画面では日本語予測入力がオフになっちゃって、全然日本語入れられなくなるのはいかがなものかと思います。検索するために縦画面に戻さないといけないなんて。
そしてこのSafari、信じられないくらいよくクラッシュします。クラッシュするとメニュー画面に戻ります。これは勘弁してほしい。はやく安定しますように。
CoverFlow画面もよくアルバムアートワークが一部見えなくなります。まだまだソフトウェア的にはバグありそうですな。これからの改善に期待です。
iPhone/iPod touch系について今の時点では、音楽プレーヤでなくなるほうを目指しているとしか思えません。音楽プレーヤとしては、これまでのクリックホイールなiPodのほうが優れているとわたしは思います。それをアップルもわかってるんだろうと思います。だからiPod classic残したのかな、と。
今後は純粋なプレーヤとしてのiPod classicとは別に、iPhone系は進化してくのかなあ。音楽プレーヤでない方向になにがあるのか、わたしにはまだやっぱり見えません。