フジロック後って本読む気にならないのな。というわけでフジロック前に読んだ本の話です。一年前に、文章術の本について書きましたが、その続編。
小説作法な本が読みたくなって何冊か読みました。小説家になるつもりはさらさらないのでHowTo本というつもりではなく読んでいます。
小説作法

『小説作法』 スティーブン・キング

スティーブン・キングの生い立ち、小説家の道具箱、小説作法、そして執筆中の交通事故、などについての本。小説家になるつもりなんかなくても、面白く読める本です。自伝部分だけじゃなくて、道具箱も作法も。
小説家になるつもりのひとには、役に立つ、細かいアドバイス(「副詞はタンポポだ」)と、役に立たないかもしれない、大きなやり方(「ドアを閉めて書く、それからドアを開けて書く」)の両方が含まれているかも知れません。


書きあぐねている人のための小説入門

『書きあぐねている人のための小説入門』 保坂 和志

小説家になるための世界の眺め方についての本です。技術論はほぼゼロ。自分の見方で世界を見ることが小説なんだ(超短縮まとめ)という主張です。この本を読んだひとはすんなり納得できるか全く理解できないかのどちらかではないかと感じました。わたしはすんなり納得できたほう。
それがいいとか悪いとかじゃなくて、わたしがいい方だとかいうつもりは全くありません。単にわたしには合っていたけど、だれにでも合う本じゃないなという話です。


一億三千万人のための小説教室 (岩波新書 新赤版 (786))

『一億三千万人のための小説教室』 高橋源一郎

上記『書きあぐねている人のための小説入門』で言及されている本。あっというまに読めます。主張は『書きあぐねている人のための小説入門』にかなり近いです。そのひとだけの小説が書かれることを待っている。という話。小学生相手に小説教室をやったそうですが、その授業うけてみたい。


冲方式ストーリー創作塾

『冲方式ストーリー創作塾』 冲方 丁

この四冊のなかで、良くも悪くも最も俗っぽいHowTo本です(悪口じゃありません、念のため)。読み物としてはときどきおお笑いしつつ読めます。「意外性がないといわれたら?」みたいな話での実例が特に面白い。
帯がつっこみどころ。『君にもマルドゥック・スクランブルが書ける!!』て。あんなすごい本書けねぇよ(笑)。
この本に生真面目にしたがうと、どこかで見たようなアリガチな小説が書けそうです。よくもわるくも。