本日4記事目。二週間間をあけたのを取り戻すのだ、なんて思ってるわけじゃないですが。
森博嗣氏のサイト、MORI LOG ACADEMYこんな記事がありました。

 ほかのメディアで書いたことがある。ホビィ(hobby)は、「趣味」と訳されている。日本人は、「趣味」に対して、「本業ではないもの」「遊び」あるいは「暇つぶし」といった認識をしている場合が多い。しかし、欧米ではそうではない。hobbyは、その人物の人間としての奥深さを評価する重要なファクタの1つである(「無趣味」は「無職」と同じくらい眉を顰められたりする)。まあ、別に他人の評価などどうでも良い。ただ、「しょせん趣味だ」とか「趣味だからほどほどに」といった考えは、少々浅はかだと思うだけだ。

 
わたしは日本語であっても「趣味」と「暇つぶし」は違うと思っていますし、「趣味だからほどほどに」って考え方は嫌いです。趣味でも全力がいいな。そしてその認識は欧米では日本よりも一般的なんですね。なるほど。(でも「欧米」ってどこだ?)
続いてこんなことがかかれています。

 歴史を見ても、多くの数学者が、趣味で数学を楽しんでいた。それが本業ではなかった。ほかにも数多くの発見が、個人の趣味の活動から生まれている。hobbyは、日本語に訳すならば、「個人研究」あるいは「家庭研究」が近いと思われる。
ちなみに、スポーツやレジャはhobbyではない。これは、欧米でもそう認識されている。だから、たとえば「hobbyはテニスです」というと、テニスの歴史について研究しているのか、と誤解されたりする。

へーへーへー。と思って手元の英英辞典などひいてみましたが、うむむ。どうみても「個人研究」とうけとれる意味は書いてありません。オンラインの辞書でも同じ。たいてい「余暇の時間を使って追求される活動で、対価を受け取らない」くらいのことしか書いてありません。
Wikipediaにはこんなページもあります。
List of hobbies
これみると、ふつうにテニスとかのスポーツも並んでいて、日本語の「趣味」とかけはなれたリストには思えません。bloggingだって趣味にはいっています。
というわけで、尊敬する森氏の書いたことではありますが、hobbyに関するこの件は疑っています。どなたか英語ネイティブの感覚があるかたの意見モトム。