2年ほど前に、

音楽や小説について、
(中略)
そのままあるがまま、裏読みなんかせずに受け取るのが原則だってことを、わかってないのではないかと、疑ったりするのです。

と、書きました
このとき言いたかったことをもうちょっと違う、すくなくとも私自身にはわかりやすい言い方で焼き直してみました。
(以下、twitterでつぶやいたことの書き直しです)
映画/小説/音楽に何を求めるかは各個人の自由ですが、そこに「あるはずの内容」の価値を求めるのは、間違っているとはいわないまでも(いいたいけど)、もったいないことです。
映画小説音楽は、「本質的な内容」を「本質ではない表現」でラッピングしたものではないからです。「ラッピング」に見える表現を含めた全体に、その本質があります。
この「ラッピング」されているかにみえる全体の表現そのものを、理解し味わい楽しむことが、映画や小説や音楽を鑑賞することだと思っています。もちろん、「ラッピング」をはがして、その下に見えた(と思った)ものを楽しむのも自由ですが、それはいかにももったいない。
この文脈に置き換えると、2年前に「そのままあるがまま」といったことは、「『ラッピング」を含めてそのまま」、といいかえることができます。「裏読みなんかせずに」というのは、「『ラッピング』をはがして、そこに中身をさがさずに」、といいかえることができます。
時間切れですのでこのへんで。あとでまた追記するかもしれません。