手縫いとは、機械(ミシンなど)で縫わずに手で縫うことです。布でも革でも手縫いっていいますね。足踏みミシンを使ったとしても、手縫いとか足縫いとはいいませんね。
手ごねはを機械をつかわずにパンなどの生地を捏ねることです。
手編みは、編み機をつかわずに(棒とかで)編むことをいいます。手織りは、動力は使わないで織物を織ることですね(手織りといっても普通は織り機は使うようです)。
「手縫い」「手ごね」「手編み」「手織り」を見る限り、手ナントカは単に機械や動力を使わないで何かを加工することだと思えます。
ところが、手作りって言葉があります。手作りは、かならずしも機械を使わないわけじゃありません。また、機械を使わないからといって手作りとはいわない場合もあります。
たとえば手作りパン。ホームベーカリーを使っても、手作りパンというんじゃないでしょうか。
手作りケーキ。パティシエのつくったケーキは明らかに手でつくっていますが、でも絶対「手作りケーキ」とはいわないですよね。
他にも似たような例があります。そういうとこから考えるに「手作り」って言葉にはおおまかにいって二種類の意味があるのではないかなと思います。

  1. 工場で作ってない
  2. 素人が作った

「手製」って言葉もこれに近いです。もっと曖昧ですが。さらに曖昧な言葉が「手仕事」。そして「素人が作った」という意味しかないのが「手料理」。
例によって、だからなんというわけじゃない話題でした。
こういうぐだぐだ何かを考えるネタ用のカテゴリとして「休むに似たり」というのを新設しました。別館では開設当初からあったカテゴリですが、本家もようやく追いつきました(追いついたのか?)。新設に伴って過去の記事のうちいくつかをこのカテゴリに入れました。