自分の得意分野ってなんだろうと考えた。
昔からソフトウェアを書くのは好きだったけれど、今はそれが仕事だから得意分野というのもへんだ。職業を得意分野っていってもいいとしても、プロのソフト屋さんにはものすごくものすごく優秀なひとたちがあまたいる。わたしはそういうなかではありふれた能力しかもっていない。それでも自分を「プロ」とはおもっているから日々向上にはつとめているけれど。
学生のころはかなり映画を観ていた。年間100本くらい観ていた。それだけ観れば映画についてそれなりに語ることだってできた。でもこの何年かは平均して年に10本程度しか映画を観ていない。「ぴあ」の小さな紹介記事から好きな映画を探し出す能力もすっかり衰えてしまった。
わたしは映画をみなくなって何をやっていたのか、と考えると、あまり縁がなかった分野にちょっとずつ手を出しているみたいだ。
30過ぎてバイクの免許をとり、昔はまったくいかなかったライブに頻繁にいくようになった。バイクにのるついでにキャンプにもよくいくようになった。料理は昔からしてるけど、今はパンを作ってみたいとおもって必要な道具を調べたりしている。
どれも人生楽しくなることだから手を出したことを後悔してるわけじゃないけど、唯一「得意分野」だったかもしれない映画を、無意識的とはいえあっさり捨ててしまったのは間違っていたかもしれない。
長々とかいたけれども要は今年はたくさん映画をみることに決めましたというのがいいたいことです。パンもつくるよ。